- ゴルフに興味があるけど何から始めたらいいかわからない
- 仕事でゴルフをしなくならなければなったが、今までやったことがない
- 彼女や彼氏にゴルフに誘われたけど、うまくできるか自信がない
ゴルフを始めようとしたときに何から始めたらいいかわからない人は多いと思います。どうせ始めるのであれば、要領よくコースデビューしたいところです。
やみくもに練習をしても、それが間違っていればいつまでもコースデビューはできません。
この記事では、これからゴルフを始めようと考えている人、またはゴルフを始めたばかりの人が、一人でゴルフコースデビューして、初心者を卒業するまでのプロセスを説明します。この記事を参考にして、自信を持ってゴルフコースデビューしてもらえればと思います。
スコアの良し悪しだけがゴルフの良さではありません。そのほかにもいろんな良い事があります。そして、初心者卒業は決して難しいことではありません。
ゴルフは、ただ楽しいだけではいけません。ゴルフは紳士のスポーツとも言われます。必要最低限の知識を身につけているだけで、ベテランゴルファーとも楽しくプレーができるようになります。
ゴルフに関する基礎知識
ゴルフというスポーツ
皆さんはゴルフというスポーツにどんなイメージを持っていますか?
- お金がかかりそう
- 時間がかかりそう
- 年齢層が高そう
- 接待ゴルフ
こんなネガティブなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
ゴルフ=高いというイメージは今の時代もついて回ります。ゴルフをするには、道具代、練習代、プレー費用などが必要です。道具代は一回揃えたら当分は必要ありませんので、あとは練習代とプレー費用です。プレー費用は、早朝ゴルフや平日にいければ安く抑える事ができます。
ゴルフはコースでプレーする場合はほぼ1日がゴルフで終わります。時間はかかりますが、ゴルフというスポーツで1日を健康的に過ごしていると言えます。
ほとんどの場合は1日がゴルフで終わるので、それ以外の余計な出費がないのもゴルフの特徴です。
ゴルフ場には高齢者が比較的多く、平日は特に多くいらっしゃいます。高齢者が多いは加齢と共に体力が落ち、できるスポーツが限られる中、ゴルフは年齢に関係なく長く楽しめるスポーツです。
接待ゴルフは、気を遣うものです。面倒臭いかもしれません。しかし、ゴルフも総じて気遣いのスポーツです。自分さえ楽しければいいというものではなく、一緒にプレーする人や他の組の人への気遣いが求められます。そう考えると、一般的な気遣いができる人であれば、接待ゴルフとは言えうまく立ち回れるはずです。
ゴルフの起源は諸説ありますが、今の形のゴルフになったのは15世紀のスコットランドだったと言われています。
当時ゴルフが貴族の間で大流行し、弓術の鍛錬そっちのけでゴルフに興ずる貴族を心配した当時の王がゴルフ禁止令を出したくらいです。
ゴルフをはじめるきっかけ
順位 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
1位 | 会社の同僚や上司の勧め(44%) | 旦那さんや彼氏からの誘い(32%) |
2位 | 友人に誘われて(24%) | 職場がきっかけ(23%) |
3位 | 家族に誘われて(12%) | 運動不足解消や健康のため(8%) |
ゴルフをはじめる理由は人それぞれで違うと思います。男性では会社や友人からの誘い、女性では旦那や彼氏、職場がきっかけで始めた人が多いことがわかります。
自分の意思で始めた人は意外に少なく、大半の場合は人間関係がきっかけになっていると言えます。ゴルフを通じて良い人間関係づくりにも役立つと言えます。
ゴルフは楽しい?
実際にゴルフ場でプレーをしてみるとこういった印象を受けます。
- クラブハウスからコースまで非日常的な空間
- 四季を感じる景色と風を満喫できる
- ドライバーショットが会心のあたりをした時の快感
- ゴルフを通じ深まる人間関係
ゴルフ場は整備にお金がかかっている分、隅々までよく手入れされています。自然をうまく使って楽しめるゴルフ場を作ってある中で、四季折々の景色を満喫できる、非日常的空間は心を豊かにしてくれると思います。
ドライバーショットで会心のあたりが出た時は、日頃の嫌な思いも吹き飛ばしてくれます。またゴルフという趣味を通じて集まった人の間では、会話も弾み良い人間が作りやすいと言えます。
これらの良さは、ゴルフ場に行ってみるのが一番わかりやすいです
ゴルフコースデビューまでの3つのステップ
ゴルフコースにデビューまでのプロセスを紹介します。いきなりコースデビューと言ってもどうしたらいいかわからないはず。今から紹介する3段階でゴルフコースデビューを目指しましょう。
- ゴルフを体験してみる
- ゴルフの練習をする
- コースにデビューする
ゴルフを体験してみよう
まずゴルフがどんなものか知る事が重要です。本格的な練習の前に、実際にゴルフクラブでボールを打った感じを味わってみます。
この時はボールがうまく打てなくても問題なしです。初めての人が打ったボールが右にいったり左にいったりするのは自然な事です。もし、最初からバシバシナイスショットが打てる人がいたら、ここで得られるものは少ないですので、これ以上読むのは時間の無駄だと思います。
体験で1球でも気持ちいいボールが打てたらセンスがあると思ってOKです。止まっているボールを打つことは意外に難しく、一度もクラブを持った事がない人にとっていいボールを打つことは至難の技だからです。
ゴルフに限った話ではありませんが、最初は合わないと思っても何回か繰り返すうちに面白さに気づくことがあります。ゴルフ体験も是非2〜3度体験してみましょう。体験する期間はなるべく短い方が良いです。間隔が空きすぎると前の体験を忘れてしまって振り出しに戻ります。
ゴルフの練習と練習方法
コースデビューに向けて練習しておきたいこと
・ スイングやグリップ、クラブ毎の打ち方など技術的なこと
・ コースでの狙い場所や緊張を和らげる方法など
・ 最低限押さえておきたいルールとマナーの知識の習得
コースデビューに向けて、スイングなどの技術、簡単なルールやマナー、コース戦略などをあらかじめ知っておくと良いでしょう。また練習は自主練やコーチなどに習う方法があり、練習効率や上達スピードに違いが出てきます。
コースでは、あなたの他にも人がプレーしています。多くのゴルファーがスムーズにプレーできるように、技術の他知識を身につけておくととても役に立ちます。
例えば、ゴルフコースでボールを探す時間は3分までと決まっています。また、自分のボールが隣のコースで見つかり取りに行く場合、そのコースでプレーするゴルファーの邪魔にならないようにしなければならないなどの注意点があります。
また、独学で練習するか、誰かに習うかで上達速度とゴルフに必要な知識の習得の速度が変わってきます。
技術に知識に関する練習を万全にすることによって、コースデビュー時の緊張を少なくすることができます。
≫ゴルフの練習と練習方法
打ちっ放し練習場のメリット・デメリット
打ちっ放し練習場は、屋外に向かって実際ボールを打ちながら練習する場所です。ボールは屋外に打ちますが、打席の上には屋根があるため、雨の日でも練習できます。
広さは練習場によって様々で、広いところから狭いところまでたくさんあります。
料金については、時間制で金額が決まっているところと、ボール1球あたりの値段で金額が決まっているところがあります。その他入場料が必要なゴルフ場があります。料金は、現金のほかプリペイドカードでの支払う場合があります。
打ちっ放し練習場のメリットとデメリットについて紹介します
- メリット
- ・自分のペースで練習できる
・ゴルフ場が営業中であれば自分の都合の良い時間で練習場に行ける
・自分で練習目標を設定できる。(何も考えずにボールを打つことができる) - デメリット
- ・練習方法が間違っていると時間が無駄になる
・人に見てもらわないとわからない練習が難しい(グリップやスタンス、スイングの軌道など)
・曜日と時間によっては待ち時間が発生する
・見知らぬ人がいきなり声をかけてくることがある(稀)
・打ちっ放し練習場に関する情報がネット上にあまりない(練習場のHPが少ない)
打ちっ放し練習場は個人経営が多く、HPなどはあまり整備されていませんので、行ってみないとわからない場合が多いです。
レッスンを受けるメリット・デメリット
レッスンは、プロのインストラクターなどから直接習うことです。習い方は、インストラクターと1対1で習う方法と、何人かでグループを作ってインストラクターが順番にコーチする方法があります。
場所は、通常インストラクターがいる場所になります。打ちっ放し練習場に常駐している場合や、特定の日に練習場に来られる人、専用の設備を持っている人など様々です。
インストラクターも、レッスンプロとして生計を立てている人や、往年の名選手が主催するスクールなど様々です。そのほか、ゴルフクラブメーカー直営のゴルフスクールもあり、ブリヂストン、ダンロップ、ミズノ、ホンマなどがあります。
どんなにお金をかけても最短で上達したい人には、プライベートレッスンを主体としたライザップゴルフなどはチート級で上達できるレッスンになります。
そのほかレッスンを受けるメリットデメリットは次の通りになります
- メリット
- ・ゴルフの基礎イロハから順に教えてくれる
・その人のレベルに合わせた指導が受けられる
・自主練習より上達が早く、綺麗なスイングが身につけられる
・怪我防止やルールやマナーに関する知識も得られる - デメリット
- ・料金が高い
・インストラクターが合わないことがある
・場所や時間の自由が利きにくい
・自分の理論を持ち込むとレッスンを受けるメリットがなくなる
≫レッスンを受けるメリット・デメリット
ゴルフはスイングが全てではない
ゴルフの練習をしている中で、特に初心者の方が気にするのがスイングです。
スイングは、ボールを遠くに飛ばすために必ず必要な動作になります。しかし、そのスイングをするためには正しいアドレスと正しいグリップが必要になります。
正しい、アドレスとグリップで約8割が決まると言ってもいいくらいです。
例えば、どんなにいいスイングをしてもフックグリップだったらボールは大きく左に曲がっていってしまいます。(レフティーの方は右に曲がります)。多くの初心者はそれを打ち方で直そうとします。するとスイングは崩れます。何かの拍子で正しいグリップになった途端どスライスが出るといった、ミスが出やすくなります。
ゴルフの醍醐味の一つがボールを遠くへ飛ばす事ですが、そのためには地道な下準備が必要です。
≫ゴルフはスイングが全てではない
コースにデビューする
練習をある程度して、ゴルフに慣れてきたらいよいよコースデビューです。
多くの人はコースデビューは、職場のコンペの場合であったり、上司・先輩または友達と一緒にコースに行くことが多いと思います。
初めての時は、できれば誰かに一緒に連れて行ってもらうなどできれば安心です。ほとんどのゴルフ場は車での移動が必須となりますので、車に同乗させてもらう(または自分が運転する車に乗って行ってもらう)などすると不安が減ります。
コースに着いたら、キャディバッグを下ろして、受付を済ませ、ラウンドになります。多くの場合は、前半と後半の間に食事休憩が入りますが、休憩せずに一気に18ホール回るコースもあります。
18ホール回り終えたら、お風呂に入って、お会計をします。お風呂は入らなても問題ありません。最後にキャディバッグを受け取り帰るというのが流れになります。
≫コースにデビューしよう
ゴルフに揃えておきたい7つの道具
ゴルフをはじめてからコースデビューまでに揃えておきたい道具を紹介します
- ゴルフクラブ
- キャディバッグ
- グローブ
- シューズ
- ゴルフウエア
- レインウエア
- 小物類
ゴルフクラブ
- ドライバー(1w)
- フェアウエイウッド(3w、5w、7w、9wなど)
- ユーティリティ(3U、4U、5Uなど)
- アイアン(5i〜9i)
- ウエッジ(PW、AW、SW)
- パター
ゴルフクラブは、ゴルフをするのには必須の道具です。ゴルフクラブはドライバー、フェアウエイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウエッジ、パターの組み合わせで14本以内にしなければなりません。
14本以内にするというのはルールで定められています。初心者向けのセットというのも売られていますので、そのセットに標準的な必要クラブが入っています。
また、練習場やコースに貸しクラブがある場合がありますので、これを利用すればとりあえずはクラブがなくてもプレーはできます。
キャディバッグ
- カートバック(スタンドがついていないもの)
- スタンドバック
キャディバッグはゴルフクラブを入れる専用のバッグです。バックには大きさ、バックの形状、重さなどたくさんの種類があります。プロゴルファーが使っているような本格的なものから、少ない本数を入れるものまであり、ゴルフクラブを作っているメーカーからも売られています。
カートバックは、容量が大きくしっかりしていますが、重たいものが多くなっています。スタンドバックは持ち運びを前提にしていますのでカートバックに比べ軽量ですが、容量は少なくなっています。
自分の好きなバックを持ってゴルフに行けば気分も盛り上がります。
グローブ
- 右利き用(左手着用)
- 左利き用(右手着用)
- 両手用
グローブは、一番身につける時間が長いゴルフ道具の一つです。通常、右利きの人は左手にグローブをつけます。左利きの人は右手にグローブをつけます。女性だと両手にグローブをつけることもあります。片手だけだと、片腕だけが日焼けしてしまいます。
グローブ選びのポイントは、サイズが合っているかが最も重要です。その他、洗えるものも長く使うのには便利です。洗えるグローブは素材によります。比較的値段が安いため、消耗品に近い存在になります。
シューズ
- スパイクレスシューズ
- ソフトスパイクシューズ
ゴルフ用のシューズは、芝の上で滑りにくい加工がしてあります。30年ほど前のゴルフ場では、「メタルスパイク」と言った金属製のスパイクシューズが一般的でしたが、今では「ソフトスパイク」または「スパイクレスシューズ」が一般的です。
私は、初心者の方にはスパイクレスシューズをおすすめです。なぜならば、スパイクレスシューズは軽いものが多く、ゴルフ終盤でも疲れにくく、またスニーカー感覚で履けるところに初心者の方でも履きやすいと思います。
ゴルフシューズもグローブ同様サイズが合っている事が最も重要です
ゴルフウエア
- 帽子(キャップ、バイザーなど)
- アウター(晩秋〜春)
- トップス
- パンツ・スカート
- 靴下
ゴルフウエアは、おしゃれな中に機能性を備えているものを選ぶと良いでしょう。普通の運動服でも良いですが、ゴルフ場にはドレスコードがあります。例えばTシャツやジーンズは禁止されています。ゴルフ場では帽子をかぶって、襟付きのシャツを着るなどの決まりがあります。
ゴルフショップで売ってある服であればほぼ間違いありませんが、ご自身でお持ちのウエアを着用する場合は、ドレスコードに注意したいところです。
季節によって着るものを調整すると、快適にゴルフができます。特にゴルフ場は自然あふれるところにありますので、防寒、猛暑対策はしっかりしておきたいところです。
また、ゴルフ場では街中ではちょっと着られないような派手なものであっても違和感が少なくなるので、思い切ったオシャレにチャレンジすることもできます。
レインウエア
- レインウエア(できれば上下セパレートのもの)
女性はワンピース型のものもあります - レインキャップ
- 傘(大抵の場合はカートに積んであります)
天気のいい日のゴルフには必要ありませんが、雨の日のゴルフも中にはあると思います。また、山のゴルフ場は天候が変わりやすいので、レインウエアはキャディバックに入れておくといざという時に便利です。
忘れがちなのは、レインキャップです。防水加工された帽子は、ショットで傘を使えないときには頭が濡れずにとても重宝します。頭が濡れたままのラウンドは思いのほか不快な感じがします。
また、レインウエアは防寒具としても使えますので、思ったより寒いけど着るものがないというときの緊急用としても役に立ちます。
100均のレインコートでもいいですが、できればゴアテックス製の通気性の良いゴルフ用のレインウエアが動きやすくて良いと思います。
小物類
小物類の中では、必須のものとあったらいいものがあります。
例えばゴルフボールやティーなどは自分で準備しておかなければゴルフができません。そのほか、グリーンマーカーやグリーンフォークも必要です。一方で、ゴルフクラブやボール拭きのタオルや予備のボールを入れておくポーチなどはなくてもゴルフはできますが、あれば便利です。
- ゴルフに必須な小物類
- ・ボール(10個〜12個くらい)
・ティー(レギュラーティー、ショートティー)
・グリーンマーカー(2〜3個 スタート室でももらえます)
・グリーンフォーク(グリーンについたボール跡を直すもの 1個 スタート室でもらえることもあります) - あると便利なもの
- ・タオル(クラブやボール拭き用 カートにもタオルは積んであります。)
・小物入れ(ボールやティー、携帯電話等を入れてカートに置いてくためのもの)
・ボールポーチ(予備ボールをポケットに入れずポーチに入れ腰から下げたりできます)
・GPSナビ(携帯アプリや腕時計型のもがあります)
・レーザー計測器(GPSより精度の高い距離測定ができます)
≫ゴルフに揃えておきたい7つの道具
コースデビュー3つの目安
練習を始めたら次はコースデビューを目指しましょう。まだコースデビューしていない人はコースデビューの目安が欲しいと思います。練習ではうまく打てるようになっても、これでゴルフができると自信を持って言える人は少ないと思います。
逆に会社の都合などでゴルフデビューが決まっている人も、どれくらいのレベルであれば恥ずかしくないか心配ですよね。
- 練習場で空振りせずボールが前に飛ばせるようになった
- ドライバー、アイアン、ウエッジを一通り打てるようになった
- 練習10回ぐらいまたは練習開始から3ヶ月ぐらい経過
これまで、色んな人とラウンドをしながらおおむねボールが前に飛ばせ、持っているクラブを打てるようになれば、コースでもゴルフができていました。練習の目安としては、練習に10回行くか大体3ヶ月も練習したら打てるようになっています。
あまり慎重になりすぎるとどんどん練習目標のレベルが上がって、いつまでもコースデビューできなくなることがあります。なるべく早くコースデビューして、ゴルフ場ならではの楽しみを味わいましょう。
≫ゴースデビュー3つの目安
コースデビュー時のスコア設定
最初に私の初ラウンドの時のスコアは151でした。もう20年以上前のことです。この時はまだ本格的にゴルフを始める前で、お付き合いでゴルフコンペに参加した時のスコアです。
なんで覚えているかというと一緒に参加した人から「2回分ラウンドできたね」と言われたことが印象に残っているからです。悪い意味でなく、単にパー72の2倍は144ですがそれより打ったなという程度です。
その後、ゴルフコースデビューするという方と多く回る機会がありましたが、多くの人が120〜160ぐらいで回っておられました。平均すると140ぐらいが多かったように思います。
ゴルフというと100切りやアンダーパーなどが思いつきやすいですが、ゴルフはじめたての人は140ぐらいのスコアから徐々にスコアアップされていっています。
≫コースデビュー時のスコア設定
覚えておきたいルールとマナー
ゴルフデビューするまでに覚えておきたいルールとマナーがいくつかあります。
ゴルフは紳士のスポーツとも言われます。他のスポーツと違い、ペナルティーなどについて審判がジャッジすることは少なく、自分で申告することが前提のスポーツです。
例えばボールが白杭の外側にがあればOBとなりますが、誰もみていなければOBぐいの外からでも打つことはできますし、ボールをロストしてもそこに落ちている他のロストボールでプレー続行しても誰もわからない時があります。
自己申告のゴルフでは、いくらでもごまかしができますので、自分との勝負とも言えます。
ルール以外にも、ゴルフは1人ではなく2人〜4人で1組となり、コンペだと数名から数十名でラウンドをします。また、ゴルフ場には自分達以外のプレーヤーもいらっしゃいますので、マナーを守ることは皆が気持ちよくゴルフができるために重要です。特に初心者のうちはスロープレーの防止と安全対策に気をつけておくと良いと思います。
- 覚えておきたいルール
- ・ゴルフクラブは14本まで使える
・OBは1打罰
・グリーン上でボールをマークせずに拾うと1打罰
・人のボールを間違って打つ(誤球)と2打罰
・ボールを探す時間は3分まで - 覚えておきたいマナー
- ・ハーフのラウンド時間はゴルフ場の推奨時間(2時間10分〜2時間半)を目指しましょう
・カートがコースに乗り入れ不可の場合、クラブを複数本持ってボールを打ちに行きましょう
・人がいそうな場所に打ち込んだ場合「フォアー」の掛け声を必ずしましょう
・隣のコースに入る場合、人がいないか確認し、打ち込んだことを謝っておきましょう
・1打目がOBで特設ティー(プレーイング4)がある場合は活用しましょう。
・前のくみへの打ち込みに気をつけましょう。
・ホールアウト後は、速やかに次のホールに移動してスコアなどをまとめましょう。
≫覚えておきたいルールとマナー
お金はあるけど時間がない人の最短で上達するゴルフ
これまでは、一般的なお話をしましたがここからは、お金はあるけど時間はかけられないという人向けのゴルフについて紹介します。
ゴルフ上達のポイントはいくつかあります
- 自分に合ったゴルフクラブを揃える
- 自分のレベルに合わせたレッスン
- 自分専属のトレーナーをつける
- 可能であればそのほかも自分専用にカスタマイズ
全てが「自分のために」というところがポイントです。
自分に合ったクラブを揃える
ゴルフクラブはゴルフをするに必須のアイテムですが、多くの人はクラブに自分を合わせているのが現状です。クラブフィッティングという自分にクラブを合わせることもできますが、あまりお金をかけたくない初心者の間では一般的ではありません。
しかし、自分用に調整されたクラブは、運動パフォーマンスを最大に引き出してくれますので、合わないクラブでゴルフをするよりも良いスコアが出やすくなります。
自分に合ったレッスン
練習方法は自主練よりレッスンを受けることをオススメします。レッスンはパーソナルトレーニング(個人レッスン)がベストです。
なぜならば、自主練習だと自分の状態を客観的に分析できません。またスクール形式だと生徒全体に平均的なレッスンをしなければならないので、必ずしも自分にぴったりのレッスンが受けられるとは限りません。
そういう意味で、パーソナルトレーニングは自分の状況を分析して課題の克服や長所をさらに伸ばすなど一番効率的に上達できるレッスン形式だと言えます。
自分専用のトレーナーをつける
これまで、自分専用のクラブを揃えるたり自分に合ったレッスンを受けるということを書きましたが、自分専用のトレーナーをつけることでこれらのほとんどが解決できる場合があります。
自分専用のトレーナーというととてもハードルが高いと感じますよね。トレーナーと言ってもさまざまですが、ここでは自分をマネジメントしてくれるトレーナーを指します。
具体的には、レッスンをはじめ、上達の程度の管理やクラブフィッティングに関するアドバイス、日々の過ごし方までトータルで管理してくれる人を指します。
こんな人はいるのかな?と思う方もいるかもしれませんが、パーソナルトレーニングには専属トレーナーがつくものもあります。
その他自分専用にカスタマイズできるもの
もっとこだわるのであれば、自分用にカスタマイズできるものがさらにあります。
それは、足元 具体的には靴(ゴルフシューズ)です
靴は、ゴルフを18ホール回る間にずっと履き続けるものです。足に合わない既製品を違和感を感じつつ履き続けるのは苦痛です。最悪途中で足が痛くてゴルフどころではなくなるかもしれません。
そういう方には、ゴルフシューズのオーダーメイドがいいと思います。人間の足の形もそれぞれです。左右でサイズが違う場合もありますし、甲の広さ、甲の高さ、つま先の形状なども人によって違います。
また、靴は自分の力を効率よく地面に伝えるためにも必須のアイテムです。自分に合った靴を履くことで、コストパフォーマンスと疲労防止に大いに役立ちます。
またインソール(中敷)を自分に合ったものにするとさらに効果は高まります。
≫お金はあるけど時間がな人のゴルフ
これができたら初心者卒業
ゴルフ初心者はいつになったら卒業できるか
それは、一人でスムーズにゴルフができるようになったら初心者卒業です。
ゴルフ初心者卒業試験などはありません。またスコアがいくつ以上になったら初心者卒業という決まりもありません。具体的に何ができたから卒業という規定もありません。
しかし、ゴルフというスポーツを立派にプレーできるようになったらもう一人前だと言えます。この立派にプレーできるということをあえて定義すれば、
- プレーファースト
- 他プレイヤーへの心配り
- 自他ともにゴルフを楽しむ
だと思います。これだけできればゴルファーとして恥ずかしくないプレーヤーであると言えます。
ゴルフは紳士のスポーツと言われています。自分も他人も楽しんでゴルフができるようになったらもう一人前だと言えます。私はこれで初心者は卒業できた感じています。
例えいいスコアでなくてもスマートにゴルフができる。かっこいいですよね。これからは、今からゴルフを始めたいという人にゴルフの楽しさを伝えてください。そしてゴルフの先輩としてお手本となってください。これであなたも初心者ゴルファーから一人前のプレーヤーになったはずです。
単に上手い下手ではなく、ゴルファーとしての質を上げていくことで初心者から中級者のステージへ移っていきます。
≫これができたら初心者卒業