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この記事に書いてあること
「昔はもっと飛んで曲がらなかったのに…」「アイアンはそこそこなのに、なぜかドライバーだけ大暴れ…」こんな悩みを抱えていませんか?
ドライバーが安定しない30-50代のあなたへ。
その悩み、実は「力み」や「体の開き」など、気づかぬうちに陥っている5つの原因が潜んでいるかもしれません。
こんにちは。ゴルフ歴20年、元ゴルフショップ店員の私が解説します。
この記事では、ドライバーが安定しない5つの原因を徹底解剖し、安定させるための基本原則、明日から試せる練習ドリル、さらにコースでの状況別対処法まで、あなたの悩みを解決するヒントを詰め込みました。
最後まで読めば、OBの恐怖から解放され、飛距離と方向性を両立させる自信が手に入ります。
さあ、もう一度ドライバーを得意クラブにして、次のラウンドで仲間を驚かせましょう!

私も100切りに3年かかり、ドライバーのOBで何度も悔しい思いをしたからこそ、あなたの気持ちが痛いほどわかります。
なぜあなたのドライバー「だけ」が安定しないのか?30~50代ゴルファーが陥る5つの原因

ドライバーが安定しない5つの原因
- ”力み”と”振りすぎ”
- 間違ったアドレスと体重配分
- メンタルの変化
- 打点がバラバラ
- ヘッドスピード似合っていないシャフト
30代を過ぎ、ゴルフ経験もそれなりに積んできたのに、なぜかドライバーショットだけが安定しない。
アプローチやパターは練習の成果が出ているのに、ティショットのOBでスコアを崩してしまう…そんな悩みを抱えるアマチュアゴルファーは少なくありません。
その原因は、知らず知らずのうちに染みついた体の動きや考え方のクセにあるかもしれません。
ここでは、多くの30〜50代男性ゴルファーが陥りがちな、ドライバーが安定しない5つの原因について詳しく解説していきます。
原因1:「飛ばしたい」気持ちが生む“力み”と“振りすぎ”
ドライバーを持つと、誰もが「一番飛ばせるクラブ」という意識から、つい力任せに振ってしまう傾向があります。
この「飛ばしたい」という気持ちこそが、ショットを不安定にさせる最大の原因である「力み」を生みます。
力みは上半身、特に腕や肩に余計な力を入れさせ、スムーズなスイングの動きを妨げる証拠です。
本来、ゴルフのスイングは下半身主導の体重移動によって生み出されるエネルギーをクラブに伝えるべきですが、力むことで腕だけで振る「手打ち」の状態になります。

力みは、かえってヘッドスピードを落とし、スイング軌道も乱れるため、飛距離も方向性も損なう理由となります。
理想的な脱力を心がけ、クラブの重さを感じながら振ることが上達への第一歩です。
原因2:自己流のクセが招く間違ったアドレスと体重配分
ゴルフを始めてからある程度の期間が経つと、知らず知らずのうちに自己流のクセが固まってしまいがちです。
特に、スイングの始点であるアドレスは非常に重要で、ここで間違った構え方をしていると、その後のスイング全体に悪影響を及ぼします。
例えば、ボールとの距離が近すぎたり遠すぎたり、前傾姿勢が深すぎる、あるいは棒立ちになっているなど、基本的なチェックポイントを見直す必要があります。
また、ドライバーショットでは、インパクト時にアッパー軌道でボールを捉えるのが理想とされており、アドレスの段階でやや右足に体重を配分するのがセオリーです。

初心者の頃のクセで左右均等、あるいは左足に体重が乗り過ぎていると、正しいスイング軌道を描くことが難しくなり、安定したショットの妨げとなります。
原因3:練習場とコースのプレッシャーによるメンタルの変化
練習場では快心のショットが打てるのに、なぜかコースに出たとたんに当たらなくなる。
これは多くのゴルファーが経験する悩みであり、技術的な問題だけでなくメンタルの影響が大きな原因です。
平らで的が広いインドアや屋外の練習場と違い、コースではOBゾーンや池、バンカーなどのハザードが視界に入り、「失敗できない」というプレッシャーがかかります。
この解決には、コースでの様々な状況を想定した実践的な練習や、プレッシャー下でも平常心を保つメンタルトレーニングが効果的です。

プレッシャーが、無意識のうちに体を硬直させ、スイングの動きを小さくしてしまい、練習場通りの伸びやかなスイングができず、ボールにうまく力が伝わらないという状況に陥ります。
原因4:打点がバラバラ…芯で捉えられていない根本的な問題
ドライバーショットが安定しない根本的な原因として、ボールがクラブフェースの芯に当たっていない、つまり打点が毎回バラバラになっている可能性が非常に高いです。
たとえスイング軌道が理想的でも、打点がトゥ側やヒール側、上下にずれてしまうと、インパクトの衝撃でフェース面がブレてしまい、ボールは意図しない方向に飛んでいきます。
世界屈指のボールストライカーと呼ばれるプロゴルファーは、この打点の精度が極めて高く、だからこそ安定して狙った場所にボールを運べるのです。
まずは自分の打点の傾向を把握し、常に芯でボールを捉える意識を持つことが、安定への必見の解決策と言えるでしょう。

自分の打点がどこに当たっているかをチェックするには、市販のインパクトシールなどをフェースに貼って練習するのがおすすめ。

原因5:そもそもヘッドスピードに合わないシャフトを使っている
これまで解説してきたスイングやメンタルの問題ではなく、物理的な原因として、使用しているドライバーが自分のスイングに合っていない可能性も考えられます。
特に重要なのがシャフトの硬さ(フレックス)です。
例えば、ヘッドスピードが速いゴルファーが柔らかすぎるシャフトを使うと、インパクトでヘッドが戻りきらずにフェースが開き、スライスの原因になります。
逆に、ヘッドスピードに対して硬すぎるシャフトを使うと、シャフトがしならずにボールが上がらず、飛距離をロスしてしまいます。
自分のスイング特性を客観的に分析し、最適なシャフトを選ぶことが上達への近道です。

多くの公式サイトでスペックは確認できますが、専門家によるスイング診断を受け、自分に合った一本を見つけることが、ドライバー安定への効果的なコツと言えるでしょう。
各シャフトメーカー公式HP
- フジクラシャフト https://www.fujikurashaft.jp
- 三菱ケミカル https://www.mitsubishichemicalgolf.jp
- グラファイトデザイン https://www.gd-inc.co.jp
- USTマミヤ https://ustmamiya.co.jp
- 日本シャフト(N.S.PRO) https://nipponshaft.co.jp
- トゥルーテンパー https://www.truetemper.co.jp
- KBS https://kbsgolfxshafts.jp/
スイング改造の前に!今すぐ見直せるドライバー安定の基本

ドライバーの不安定さを解決するために、いきなり大掛かりなスイング改造に着手するのは時間も労力もかかります。
実は、ショットが安定しない原因は、もっと基本的な構え(アドレス)にあることが少なくありません。
複雑な理論やドリルを始める前に、まずは誰でも今すぐに見直せるアドレスの基本を再確認してみましょう。
これから紹介するチェックポイントを意識するだけで、あなたのドライバーショットは驚くほど変わる可能性があります。
次の練習から早速試してみてください。
ボールの位置は本当にそこ?左足かかと線上が全ての基準
ドライバーショットを安定させるための絶対的な基準となるのがボールの位置です。
多くのガイドで解説されている通り、その基本は「左足かかと線上」に置くことです。
なぜなら、ドライバースイングの軌道は、最下点を過ぎてからヘッドが上昇に転じるアッパー軌道でボールを捉えるのが理想だからです。
ボールを体の中心寄りに置き過ぎると、ヘッドが下降している途中でインパクトを迎えることになり、飛距離の出ない低い弾道やミスの原因となります。
逆に、左に置き過ぎても体が開きやすくなります。

まずは練習場で、一度クラブなどを地面に置き、毎回必ず左足かかと線上にボールをセットする習慣をつけましょう。
スタンス幅と体重配分を再チェック!どっしり構えて軸を安定
力強いボールを打つためには、どっしりとした安定感のある構えが不可欠です。
その土台となるのがスタンス幅で、一般的には「自分の肩幅よりボール1〜2個分広く」が目安とされています。
スタンスが狭すぎるとスイング中に体の軸がブレやすくなり、逆に広すぎるとスムーズな体重移動がしにくくなる原因となります。
そして、もう一つの重要なチェックポイントが体重配分です。ドライバーの場合は、アッパー軌道で打ちやすくするために「右足に6割、左足に4割」程度の体重をかけて構えるのが理想です。
これにより、バックスイングで右足に体重を乗せやすくなり、力強い捻転を生み出す準備が整います。
常にこの基本を意識することで、スイング中のブレを最小限に抑えることができます。
意外と知らないティーの高さ。アッパー軌道の最適解とは
ドライバーはティーアップして打てる唯一のクラブですが、そのティーの高さについて深く考えたことはありますか。
この高さが、弾道やショットの安定性に大きく影響します。一般的に理想とされる高さは、ドライバーのヘッドを地面に置いたときに「ヘッドの上部からボールが半分くらい見える高さ」です。
ティーが高すぎると、ヘッドの下をボールがくぐる「テンプラ」というミスの原因になりやすく、逆に低すぎるとボールが上がらず、スピン量が増えすぎて飛距離をロスしてしまいます。
ただし、これはあくまで目安であり、個々のスイング軌道によって最適解は異なります。

練習場で様々な高さを試し、自分のスイングで最も気持ちよく振り抜け、理想的な弾道が出る高さを探すという一手間が、安定したショットへの効果的なドリルになります。
グリップは強く握らない!飛距離と方向性は「脱力」から生まれる
「ボールを遠くへ飛ばしたい」という意識が強くなるほど、無意識にクラブを握る力も強くなりがちです。
しかし、このグリップの力みこそが、ヘッドスピードを落とし、スイングを不安定にさせる最大の原因です。
グリップを強く握りすぎると、手首や腕の動きが固くなり、しなやかなスイングができなくなります。
その結果、力任せに振っているつもりでもヘッドは走らず、飛距離も方向性も安定しません。
上達のコツは「脱力」にあります。グリップは、まるで「生卵を握るように」優しく、クラブが手の中でぐらつかない程度の力で握るのが理想です。
飛距離と安定性は、リラックスした状態から生まれることを覚えておきましょう。

脱力によって初めて手首がスムーズに動き、しなやかなスイングが可能になります。
ドライバーの方向性が劇的に改善!明日からできるスイング修正法

アドレスの基本を見直したら、次はいよいよスイングそのものに目を向けていきましょう。
ドライバーが安定しない原因の多くは、間違った体の動きやクラブの使い方にあります。
しかし、難解な理論を学ぶ必要はありません。ここでは、多くのアマチュアゴルファーが陥りがちな問題点を解決し、方向性を劇的に改善するための具体的な修正法を紹介します。
明日からの練習ですぐに試せる効果的なドリルばかりなので、ぜひ一つずつ取り組んでみてください。
手打ち・カット軌道から卒業!体全体を使った正しい体重移動
ドライバーショットが安定しないアマチュアに最も多い原因が、腕の力だけで振ってしまう「手打ち」です。
手打ちは、体の回転が止まり、クラブがアウトサイドからインサイドに入る「カット軌道」を誘発し、弱いスライスボールの典型的な原因となります。
この問題を解決するカギは、体全体を使った正しい体重移動にあります。
理想のスイングは、まずバックスイングで右足の股関節にしっかりと体重を乗せ、上半身を深く捻転させます。
そして、ダウンスイングでは腕からではなく、左足を踏み込む動きから始動し、下半身がリードして体を回転させます。
この一連の動きによって、クラブは自然な軌道を描き、腕の力に頼らなくてもヘッドが走るようになります。

体幹を使った力強いスイングを身につけることが、安定への第一歩です。
右へのスライスにサヨナラ。ボールをしっかり捕まえるフェースコントロール術
どれだけ良いスイング軌道で振れていても、インパクトの瞬間にクラブのフェースが開いていれば、ボールは必ず右へスライスしてしまいます。
ボールをしっかり「捕まえる」とは、このインパクト時にフェース面を目標方向へ直角(スクエア)に戻す技術のことです。
この感覚を養うための効果的なドリルとして、両足を揃えて立つ窮屈な状態でのハーフスイングがおすすめです。
この練習では、体の回転を抑えることで、手首の自然なローテーション(ターン)の動きを意識しやすくなります。
この小さな動きを繰り返すことで、ボールを捕まえる正しいフェースコントロール術が身につき、スライスを根本から解決できます。

インパクト前後で、右手が左手を追い越していく感覚や、フォローで左手の甲がターゲット方向を向くイメージを持つことがコツです。
ドライバーをあえて短く持つ?ミート率を上げて安定させる裏ワザ
「ドライバーは長く持って遠くへ飛ばすもの」という固定観念を一度捨ててみませんか。
実は、ドライバーを指2〜3本分あえて短く持つことは、ショットを安定させる非常に効果的な裏ワザなのです。
クラブを短く持つ最大のメリットは、操作性が向上し、クラブフェースの芯でボールを捉える確率、いわゆる「ミート率」が格段にアップすることです。
アマチュアゴルファーの多くは、芯を外したショットによって飛距離と方向性を大きくロスしています。
少し短く持つことでヘッドスピードは若干落ちるかもしれませんが、それを補って余りあるほどエネルギー伝達効率が良くなるため、結果的に飛距離は変わらず、方向性だけが劇的に安定するという状況が生まれます。
特にその日の調子が悪いと感じた時に、ぜひ試してみてください。
フィニッシュが毎回違うのはNG!綺麗なフィニッシュでスイングを固める
ショットの結果ばかりに気を取られ、スイングの終わりである「フィニッシュ」を意識していますか?
ショットごとにフィニッシュの形がバラバラだったり、よろけてしまったりするのは、スイング全体のバランスが崩れている証拠です。
良いスイングは、必ずと言っていいほど毎回同じ綺麗なフィニッシュに収まります。重要なのは、スイングの結果としてフィニッシュが決まるだけでなく、「綺麗なフィニッシュを取ることを意識する」ことで、逆算して良いスイングが作られるという点です。
具体的なチェックポイントは、体重が完全に左足一本に乗り切っていること、そして体の軸がぶれず、よろけずに3秒以上静止できることです。
この目標を持って練習することで、自然と正しい体重移動や体の回転が身につき、スイング全体の再現性が高まります。
【目的別】自宅や練習場で効果絶大!ドライバー安定のための即効ドリル

ドライバーを安定させるための原因や基本を理解したら、次はいよいよ実践的な練習です。
ここでは、具体的な悩みを解決するために目的別に分けられた、即効性の高い練習ドリルを紹介します。
練習場に行けない日でも自宅でできる簡単なものから、方向性や打点の精度を上げるための専門的なドリルまで、あなたの課題に合わせて取り組んでみてください。
これらの練習を継続することで、スイングの再現性が高まり、コースでのドライバーショットに自信が持てるようになります。
【自宅編】タオル1本でOK!理想のスイングリズムを作る連続素振り
練習場に行く時間がなくても、自宅でできる効果的なドリルがあります。
用意するものはタオル1本だけです。
タオルの先端を結んで少し重りを作り、それをクラブに見立てて連続で素振りをします。この練習の最大の目的は、力みを抜き、体全体を使ったスムーズなスイングリズムを体に覚えさせることです。
力任せに腕だけで振ろうとすると、タオルが体に巻き付いてしまい、うまく振れません。
この動きを繰り返すことで、切り返しのタイミングや脱力の感覚が身につき、理想的なスイングの土台を作ることができます。

遠心力を感じながら、体の回転でタオルが自然な円軌道を描くように振るのがコツです。
【方向性UP編】大きな曲がりをなくすハーフスイングドリル
ドライバーの球筋が左右に大きく散らばってしまうという悩みには、基本に立ち返るハーフスイングドリルが効果絶大です。
これは、振り幅を「時計の針で9時から3時」の範囲に限定してボールを打つ練習です。
フルスイングと比べて動きがコンパクトになるため、体の回転と腕の振りを同調させる感覚や、インパクト時のフェース面の向きをコントロールする意識を高めることができます。
この小さなスイングで、狙った方向に真っ直ぐボールを飛ばすことができれば、スイングの根幹部分が安定している証拠です。
このドリルを徹底的に行い、正しいボールの捕まえ方を体に覚え込ませることで、フルスイングをした際の大きな曲がりを根本から解決する糸口が見つかりります。
【打点安定編】ティを2本使ったアッパーブロー習得練習
ドライバーショットの打点を安定させ、理想的な高弾道・低スピンのボールを打つためには、アッパーブローの軌道を習得することが不可欠です。
この軌道を体感するのに最適なドリルが、ティを2本使った練習です。まず、通常通りにティアップしたボールをセットします。
そして、そのボールから約15cm飛球線方向(ターゲット側)の少し外側に、もう1本のティを少し高めに刺します。
この状態で、飛球線上のティを打たずにボールだけをクリーンに打つことを目指します。もしスイング軌道がダウンブローやレベルブローになっていると、必ず前のティを打ってしまいます。
この練習を繰り返すことで、自然とクラブヘッドが最下点を過ぎてから上昇する動きが身につき、打点の安定と飛距離アップの両方に繋がります。
【練習器具】自分に合った練習器具の選び方とおすすめ3選
ゴルフの上達をサポートしてくれる練習器具は数多くありますが、闇雲に選んでも効果は半減してしまいます。
大切なのは、自分のスイングの課題を明確にし、その解決に合った器具を選ぶことです。
例えば、スイング軌道を安定させたいなら、正しい軌道をガイドしてくれる器具がおすすめです。

リズムやしなりを体感したいなら、実際のシャフトより大きくしなる練習用のスティックが良いでしょう。

また、手打ちを直し体幹を使ったスイングを身につけたい場合は、あえて重く作られた素振り用のクラブが効果的です。

自分に合った器具を選んで練習に取り入れ、悩みが解決しない場合は専門家による総合的な診断を受けることが上達への最短です。

これらの器具はあくまでスイング作りの補助です。
練習しても変わらないならシャフトを見直そう!HS別の正しい選び方

これまで紹介したアドレスの基本や練習ドリルを試しても、どうしてもドライバーショットが安定しない。
そんな時は、一度スイングから離れて、使っているクラブ、特に「シャフト」に原因がないか疑ってみるべきです。
シャフトはクラブの性能を決定づけるエンジンのようなもので、自分のパワーやスイングのリズムに合っていなければ、いくら正しい動きをしてもボールをコントロールすることはできません。
ここでは、自分のヘッドスピード(HS)を基準にした、正しいシャフト選びの基礎知識について解説します。
自分に合った一本を見つけることが、悩みを解決する最短ルートになるかもしれません。
あなたのヘッドスピードは?まずは現状の数値を知る方法
シャフト選びの第一歩は、自分の客観的なデータ、特にヘッドスピード(HS)を正確に知ることから始まります。
この数値が、シャフトの硬さ(フレックス)や重さを選ぶ上での最も重要な基準となるからです。
自分のヘッドスピードを知る最も手軽で正確な方法は、ゴルフ用品店やインドアゴルフ練習場などに設置されている弾道測定器で計測してもらうことです。
数球打つだけですぐにデータが分かり、店員からアドバイスをもらえることもあります。
まずは「自分はこれくらいだろう」という曖昧な思い込みを捨て、正確な数値を把握することが、失敗しないクラブ選び、そしてゴルフ上達へのスタート地点となります。

最近では、個人で購入できる数千円程度の簡易的な測定器や、スマートフォンのアプリでも数値を測ることが可能です。
HS40前後に多い悩み…「捕まらない」「上がらない」を解決するシャフトとは
ヘッドスピードが40m/s前後のゴルファーは、アマチュア男性の平均的なゾーンであり、最も多くのゴルファーがここに属します。
この層に共通する悩みとして多いのが、「ボールが捕まらずにスライスする」「ボールがうまく上がらない」というものです。
この原因の一つとして、シャフトが硬すぎたり重すぎたりして、インパクトの瞬間に振り遅れている可能性が考えられます。
このような悩みを持つ方には、フレックスは「R」や「SR」で、シャフトがしなるポイントが先端側にある「先調子」系のモデルがおすすめです。
先調子のシャフトは、ダウンスイングで生まれたしなりがインパクトで鋭く戻る動きをするため、ヘッドが返りやすくボールを捕まえる効果があります。
また、ボールを押し上げる動きも強くなるため、弾道も上がりやすくなり、キャリー不足の解決にも繋がります。
HS45以上でも曲がる人へ。オーバースペックが安定を乱すワナ
ヘッドスピードが45m/s以上あるパワーヒッターにも関わらず、ショットが左右に散らばってしまうというゴルファーも少なくありません。
このような方が陥りやすいのが、自分のパワーを過信し、必要以上に硬く重い、いわゆる「オーバースペック」のシャフトを選んでしまうワナです。
プロが使うようなハードなスペックへの憧れも分かりますが、体力やスイングの再現性が伴わないまま使用すると、シャフトのしなりを上手く使えず、力みに繋がります。
その結果、タイミングが少しズレただけで大きなミスになるのです。安定性を求めるなら、あえてフレックスを一つ落とす(X→S、S→SR)など、自分が楽に振り切れる範囲のスペックを選ぶ勇気が必要です。

シャフトに仕事をさせる感覚が分かれば、力みが抜けてスイングが安定し、結果的にミート率が上がって飛距離も方向性も向上します。
シャフト選びに失敗しないための「調子」と「重さ」の基礎知識
シャフト選びでは、硬さを示すフレックス以外にも「調子(キックポイント)」と「重さ」が非常に重要な要素となります。
初心者には少し難しい言葉かもしれませんが、基本的な知識として覚えておきましょう。
「調子」とは、スイング中にシャフトが最も大きくしなる部分のことで、先端側がしなる「先調子」、真ん中がしなる「中調子」、手元側がしなる「元調子」に大別されます。
一般的に、先調子はボールが捕まりやすく上がりやすい、元調子は左へのミスを抑えやすくコントロールしやすいといった特性があります。
「重さ」はスイングの安定性に直結し、ドライバー用シャフトでは主に40g台から70g台まであります。
軽すぎると手打ちになりやすく、重すぎると振り遅れの原因となるため、自分の体力に合わせて、適度な重さを感じながら振り切れる重量帯を選ぶことが大切です。
独学でのスコアアップに限界を感じたら|最短でドライバーを安定させる方法

ここまで様々な原因や練習法を紹介してきましたが、「色々試したけれど、結局コースでは結果が出ない」と、独学での上達に限界を感じている方も少なくないでしょう。
もしあなたが本気でドライバーショットを安定させ、スコアアップを目指したいのであれば、遠回りに思える「専門家に見てもらう」という選択肢が、実は最も効果的で最短の方法かもしれません。
一人で悩み続けるゴルフから、次のステージへ進むための考え方を紹介します。
間違った練習の継続が、上達を妨げる一番の原因
ゴルフ熱心な人ほど、YouTubeのレッスン動画を見たり、ゴルフ雑誌を読んだりして、様々な練習法を試していることでしょう。
しかし、その努力が必ずしも上達に結びつかないのは、その練習が「あなたの本当の課題」に合っていない可能性があるからです。
むしろ、自分に合わない間違った動きを反復練習することは、体に悪いクセを深く染み込ませる行為に他ならず、上達を妨げる一番の原因となり得ます。

独学の最大の壁は、自分のスイングを客観的に見ることができず、何が正しくて何が間違っているのかを自分で判断できない点にあるのです。
なぜプロの指導が結果につながる?課題を数値で「見える化」する重要性
プロによる指導がなぜ短期間で結果に繋がるのか、その理由は明確です。
優れた指導者は、自身の経験則だけでなく、最新の弾道測定器などを用いて、あなたのスイングを客観的な「数値」として分析します。ヘッドスピード、打ち出し角、ボールの回転数、スイング軌道といったデータは、あなたの課題がどこにあるのかを嘘偽りなく「見える化」してくれます。
例えばスライスの原因が、軌道にあるのか、フェースの開きにあるのかが数値で分かれば、取り組むべき練習ドリルは自ずと決まります。
このように課題を正確に特定し、的確な解決策を提示してくれることこそ、プロの指導が持つ最大の価値なのです。
RIZAP GOLFなら専属トレーナーがあなたの弱点を徹底分析
プロの指導を受ける具体的な場所として、RIZAP GOLFは最適な選択肢の一つです。
ここでは、専属トレーナーが完全マンツーマンであなたのスイングを徹底的に分析します。
最新のシミュレーター設備が整ったインドア環境で、前述したようなスイングに関するあらゆるデータを正確に計測。
そのデータに基づき、あなたの骨格や柔軟性、目標スコアに合わせた完全オーダーメイドの練習プログラムを作成してくれます。

これまで自己流で何となく続けてきた練習とは異なり、科学的根拠に基づいた指導を受けることで、自分の弱点と本気で向き合うことができます。
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いきなり本格的なレッスンを始めることに抵抗があるかもしれません。
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この体験レッスンを受けるだけでも、自分のスイングがデータとして「見える化」され、プロの視点から「なぜドライバーが安定しないのか」という本当の原因と課題を明確に知ることができます。
それは、今後のゴルフライフにおける練習の質を大きく変える、非常に価値のあるチェックポイントとなるはずです。
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